2010年10月21日木曜日

2010-10-20

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● 巣②

 親鳥が巣を離れたので、カメラモードで待つ。
 ヒナを撮りたいからである。
 
 親鳥の気配を感じるとヒナは巣からクチバシを出す。







 そこへ親鳥がやってくる。
 ただ、エサはくわえていないようです。









 しばらくして親鳥はヒナを制して、巣の上に座り込む。
 これをみると、まだ孵化していないタマゴがありそうに思えるのだが。
 あるいは、タマゴはないがまだ成熟していないヒナがあまり外気にあたらないように温めているのかもしれない。
 もう一つ、昨日の巣を見るとわかるが、巣の中は小さい。
 激しく動きまわるようだと、ヒナは巣の外に落ちてしまう可能性もある。。
 今季に入ってからはすでに巣からこぼれ落ちたマイナーのヒナにであっている。
 昨季では、ブッチャーバード、レインボーロリキート、フライアーバードのやはり巣から落ちたヒナを見ている。
 ワグテイルの場合、こぼれ落ちると下はクリークで助からないだろう。
 そこで、ヒナがあばれないように巣に蓋をするような形で覆いかぶさっているのかもしれない。
 だが、考えてみるとヒナが飛べるようになるまで、ずっと蓋の役割をするわけにはいかない。
 とすれば、ヒナがある程度まで丈夫になったら、安全の上から巣換えを行うこともありえるのではないだろうか。
 つまり、このクリーク上の巣は産卵してヒナを孵化させ、それからしばらくの間の住まいかもしれない。
 実際にヒナを飛べるようなヒヨコにまで育てるのは別の場所になる可能性は十分にある。












 巣③に近寄ったら逃げられた。
 潅木の中をくぐるため枯葉を踏む音が非常に大きく響く、
 これで、逃げ出されてしまう。
 待っていてもなかなか戻ってこない。
 まだ抱卵の佳境には至っていないということであろう。


● 巣③


 巣④をよくよく探したのだが、みあたらない。
 あきらめないといけないかもしれない。




 [ウイリー・ワグテイル]



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